住宅ローン金利上昇で本当に考えるべきこと

2025年12月25日

 

皆さま、こんにちは!

京葉建物株式会社の井之上です!

 

今年も残すところ、あとわずかとなりました。

年末を迎え、この1年を振り返りながら「これからの暮らし」や「将来」について考え始めている方も多いのではないでしょうか。

 

そんな中、最近メディアで頻繁に取り上げられているのが、住宅ローン金利の上昇という話題です。ニュースを見て、不安を感じた方もいれば、「自分には関係ない」と感じている方もいるかもしれません。

 

金利が上がれば、月々の返済額や総返済額が増える。

この点については、すでに多くの方が理解されていると思います。

しかし、住宅ローンの金利上昇が本当に影響するのは、実はそれだけではありません。

 

本記事では

「金利が上がると、生活や将来にどんな影響があるのか」

という点を、できるだけ分かりやすく、かみ砕いてお伝えしていきます。

 

①なぜ今、住宅ローンの金利上昇がこれほど話題になっているのか

 

最近、テレビやネットニュースで「住宅ローン金利上昇」という言葉を目にする機会が増えました。実際に、これほど続いてきた低金利時代が終わりを迎えつつあり、住宅ローン金利は少しずつ上昇傾向にあります。

 

多くの方はすでに

「金利が上がれば、月々の返済額や返済総額が増える」

ということ自体は理解されていると思います。

 

ただ、問題はそこだけではありません。

金利上昇が本当に家計に与える影響は、もっとじわじわと、気づきにくい形で効いてくるのです。

 

②金利が上がると何が起きるのか(多くの人が周知している話)

 

まずは前提として、誰もがイメージしやすい部分から整理します。

・金利が上がる

・→同じ借入額でも、月々の返済額が増える

・→最終的に支払う総額も増える

これは間違いではありません。

例えば、3,500万円を35年ローンで借りた場合

金利が1%違うだけで、総返済額は数百万円単位で変わることもあります。

ただし、ここだけを見て

「月々〇千円なら何とかなる」

と判断してしまうと、思わぬ落とし穴にはまる可能性があります。

 

③本当に怖いのは「月々の返済額ではない」

 

金利上昇で本当に影響を受けるのは

**毎月の返済額そのものよりも、家計の"余白"です。

住宅ローンは35年という長期間にわたる契約です。

その間、ずっと今と同じ生活状況が続くとは限りません。

・子どもの教育費がかかる時期

・車の買い替え

・住宅の修繕費

・収入の増減や働き方の変化

こうした支出が重なるタイミングが、ほぼ確実に訪れます。

金利が低い間は気にならなかった返済額も

金利上昇によって家計の調整が効かなくなることがあります。

つまり、金利上昇は

「今の返済が払えるのか」ではなく

**「将来の選択肢を狭めてしまうか」**という問題なのです。

 

④変動金利が危ないのではなく「理解せずに選ぶこと」が危ない

 

よく「変動金利は危険」「これからは固定金利が安心」

といった言い方を目にしますが、これは少し単純化されすぎています。

変動金利そのものが悪いわけではありません。

問題なのは、仕組みをよく理解しないまま選んでしまうことです。

 

変動金利には

・5年ルール

・125%ルール

といった仕組みがあります。

 

これは、金利が上がっても

すぐに月々の返済額が上がらないようにするための制度です。

 

一見すると安心に見えますが、実際には

返済額が据え置かれている間

元本がほとんど減っていないケースもあります。

 

「返済はできているつもりだったのに、残高が思ったほど減っていない」こうした状況に、後から気づく人も少なくありません。

 

⑤「今は払える」という判断が一番危ない理由

 

住宅ローンを考える際、よく聞く言葉があります。

「今の収入なら大丈夫」

「共働きだから問題ない」

 

確かに、現時点の収支だけを見れば、その通りかもしれません。

 

しかし住宅ローンは

今の自分ではなく、35年後までの自分が払い続けるものです。

・収入が一時的に下がったら

・働き方を変えたくなったら

・万が一のことが起きたら

こうした状況でも耐えられるかどうか。

 

金利上昇局面では

「払えるか」よりも

「下振れしても耐えられるか」

この視点がより重要になります。

 

⑥金利が上がると「売りたいときに売れない」可能性が出てくる

 

あまり知られていませんが

金利上昇は将来の売却にも影響します。

 

金利が上がると

・住宅を買える人が減る

・→需要が弱まる

・→価格が伸びにくくなる

その結果

・ローン残高より売却価格が下回る

・→売りたくても売れない

という状況が起きることがあります。

 

住宅ローンは

「住むための費用」だけでなく

**「いつでも身動きが取れる自由」**にも関わってくるのです。

 

⑦金利上昇時代に後悔しないための判断基準

 

これから住宅ローンを組む、または見直すのであれば

次のような考え方が重要になります。

・借りられる金額ではなく、余裕を残せる金額で考える

・金利が1%上がっても生活が破綻しないかを想定する

・繰上返済を「前提」にしない

・将来売却・住み替えする可能性も含めて考える

 

住宅ローンは

人生で最も大きな金融契約の一つです。

だからこそ

「なんとなく不安だから」でも

「周りがそうしているから」でもなく

自分の生活に合った判断基準を持つことが大切です。

 

■最後に

 

本年から、取り組み始めた当ブログですが

ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。

住宅ローンや不動産は、分かりづらく不安を感じやすいテーマですが、少しでも判断のヒントになれば幸いです。

 

来年も、皆さまの暮らしや将来を考えるうえで

「読んでよかった」と感じていただける情報をお届けしていきたいと思います。どうぞ良いお年をお迎えください。

 

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